Raspberry Pi3 Model B+を導入した
目的
- 電子ピアノの起動時間のロギング
電子ピアノはUSB MIDI出力を備えているので、それらを用いて電子ピアノの電源が起動している時間を記録したいと思った。 また、可能であればMIDI出力もキャプチャして練習に備えたいと思った。
もう電子ピアノを買って1年である。
ラズパイ選定
- ある程度こなれていること
- 電力消費、熱の問題がないこと
- Wifiでネットワークにつながること
という条件から「Raspberry Pi3 Model B+」を秋月電子で購入した(通販)。 ACアダプタや専用ケースなど購入がわかりやすいのは良かった。
後になって友人に聞いたところ、Raspberry Pi4は熱や電源が問題になりやすいらしい。初めての割に選定はこれでよかった。
ラズパイ購入及び構築時の注意
- 通常のmicro SDの耐久性はあまりないようなので、可能であれば産業用モデルのSDカードを選ぶこと (https://www.oliospec.com/shopdetail/000000007375/ct1235/page1/order/ )
- 私は普通に32GBの通常に売ってるのを買っちゃった
- ラズパイ上で動かすサービスのストレージ(データベース)はなるべくNAS(NFS)、外付けUSBといった外部ストレージに置くこと。micro SDに書きこませず、寿命を長くさせる
- 基本的にNASのボリュームをNFSでマウントし、DB格納先やバックアップ・作業スペースはそちらにするようにした
- Linuxの各種設定をし、micro SDへの書き込みをなるべく少なくなるようにすること。次のリンクが詳しい
- https://www.angelcurio.com/raspberrypi/?Raspberry%20Pi/%E5%90%84%E7%A8%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A/log%2Ctmp%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%28tmpfs%29%E5%8C%96
- https://elinux.org/images/6/61/Debian%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8BSD%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%9B%B8%E8%BE%BC%E3%81%BF%E5%9B%9E%E6%95%B0%E3%81%AE%E4%BD%8E%E6%B8%9B%E6%96%B9%E6%B3%95.pdf
個人的に入れた(入れると便利な)ツール
- Prometheus
- node_exporter
- https://github.com/fgrosse/pi-temp
- Grafana (Prometheusの可視化に)
構築後
無事、電子ピアノの稼働は取れている様子(exporterでは手抜きで lspci |grep Casio
してチェックしているだけ)。